Dreaming Story manimani of 一般社団法人おんなたちの古民家

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File3 atelier間間mani-mani・アトリエまにまに(山口市道祖町)

築100年の古民家が、“自分だけの秘密の場所”に!
幻想的な雰囲気の癒やしヘアサロン。



インタビュー対象者 プロフィール
佐伯昭彦(34)・・・オーナー、趣味はアウトドア。

いつオープンされたのですか?

2008年の3月26日です。

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どうやってこの物件を見つけたのですか?

1年以上いろいろと不動産をまわりながら探していて、たまたま通りすがりに見つけました。

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なぜ、古民家を改装してヘアサロンを開こうと思ったのですか?

よくお客さんが「疲れた~」というので、独立するときには「癒やされる空間」=「古民家」にしようと思ったのがきっかけです。普通の物件は、どんどん古くなりますが、古民家は古くなるにつれ、どんどんいい味が出てきますしね。

もともとこの古民家はどういう人が使っていたのですか?

築100年になるのですが、昔はしょうゆ職人さんの寮だったようです。

敷地面積はどのくらいですか?

95坪です。

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改装はどこの会社にお願いしたのですか?

同級生が働いているつながりもあり、DNAさんにお願いしました。施工例を見させてもらった時、かなり良かったので決めました。

改装費はいくらでしたか?

自分たちでやった部分もあるのですが、美容院にいれる機材と建築費を合わせると2000万円くらいかかりました。

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家賃はいくらですか?

6万円です。

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古民家の良いところはどんなところですか?

お客さんがくつろいでくれるところが一番ですね。年配の方には、「古民家で落ち着くね~」と言っていただき、逆に若い子には、「都会的でいいですね」とか「山口にこんなところがあったんですね」と言われ、そのとらえ方が違うのは意外でしたね。

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古民家で大変なことはありますか?

やっぱり冬は寒いので、電気代がかかるところですね。でも、それは古民家でお店をやる上では前提のことなので、たとえば部屋の中に火鉢を置いたり、ホッカイロをお客さんにお渡ししたりして、寒さを楽しむようにしています。

独立する前と、古民家スタイルにしてから、考え方などで変わったことはありますか?

あまり新しいものを持たないようになりましたね。古いものを大切に使うようになりました。その良さに気がついたというか。

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今後の展望や夢を聞かせてください。

もちろん、美容院もずっと続けていきたいのですが、古民家で仕事をしてきたことで、将来古民家になっていくようなアパートを建てたりもしてみたいです。

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今後古民家でお店を開きたいという人にアドバイスをお願いします。

本当に古民家が自分にあっているのか、よく考えた方がいいと思います。自分の場合は、寒かったりするマイナス面も含めて、古民家で良かったと思えるけど、もしかしたら、古民家よりも近代的な方がいいかもしれないし、ぜひよく考えた上で決めてください。

コメント

道路沿いから見た門構えと、一歩お店の中に入った時のギャップが、manimaniさんの古民家の魅力。まず玄関から中に入り、少し土間を歩くと、広々とした中庭が見えてきます。そこは、外からは全くわからない幻想的な雰囲気に包まれていて、なんだか“自分だけの秘密の場所”を見つけた時みたいな優越感を味わえました。古い家と素敵なお庭、そして間接照明と夕暮れ時の空の色のコントラストがとてもきれいで、美容院に来たというよりむしろ、どこかの高級料亭に来たかのような感覚。

そのまま、さらに中庭を進むと、築100年の古民家を改装した、本当に隠れ家的なヘアサロンにたどり着きます。店内はとってもくつろげる空間で、「お客さんがよく、『ここに来ると眠たくなる』と言われるんです」というオーナーの言葉にも納得。きっと、古い家が持つ癒やしの力で、自然とリラックスできるんだろうと思いました。
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他にも、古材がかっこよく使われていたり、オーナー自ら集めたヴィンテージのテレビや、寒さ対策の火鉢などがあり、私も子どもの頃に住んでいた古民家を思い出して、懐かしい気分になりました。個人的には、オーナーさんの「古民家でお店を始めて、古いものを大切に使うようになった」という言葉にも、感動しました。これからも、ずっとお客さんに癒やしの空間を提供していってください。オーナーさん、今回はご協力いただき本当にありがとうございました。Natsuko(2011/4/6)
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Dreaming Story
「この古民家気になる!」「この人に会ってみたい!」という人は、お気軽に「おんなたちの古民家」までご連絡ください。

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