File1 江戸時代にタイムスリップ!
200メートルも続く「白壁の町並み」(柳井市古市金谷地区)
昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定
柳井市には、中世からの町割りがそのまま今日も生きていて、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分が味わえます。
妻入形式、本瓦葺、入母屋型の屋根、白漆喰・土蔵作りの江戸時代の商家の家並が約200メートルも続く、全国的にも珍しい街並みです。
この街は、室町時代から瀬戸内海交易の主要港として栄え、江戸時代には岩国藩の「御納戸」と呼ばれるほど繁盛し、岩国にある錦帯橋の建設を支えました。
町家は明和5年(1768年)の大火の後に建てられたもので、間口が狭く、奥行きが深く、「うなぎの寝床」と呼ばれる江戸時代の商家の造りです。
昭和59年には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。
夏の金魚ちょうちん祭りの前後には、金魚提灯が軒に吊るされ幻想的な雰囲気をかもし出します。
新聞屋さんまで、白壁でした♪ ポストも昭和の香り漂う懐かしの形がそのまま残っています。
この日、白壁の町並みをゆっくり歩いた後、「しらかべ学遊館」の隣にある、築150年の古民家を改装した「ポルテ・デ・ボー」で、たんぽぽコーヒーを飲んで、ほっと一息しました。古材がかっこよく使われた店内で、自然食品もたくさん売られていました。
ぜひ、皆さんも柳井の白壁の町並みを歩きながら、心安らぐひとときを味わってみてはいかがですか? Natsuko(2011/4/3)